楽天、仙台育英・平沢に背番3用意
「プロ野球ドラフト会議」(22日、グランドプリンスホテル新高輪)
楽天は21日、東京都内のホテルでスカウト会議を開き、仙台育英・平沢大河内野手(17)の1位指名を最終確認した。約3時間の会議を終え、星野仙一球団副会長(68)は「ワシがぶれるわけないやないか。背番号まで決めているのに」と断言した。
期待の表れとして背番号「3」を用意する。「3」は星野副会長が中日監督時代の87年、1位指名した立浪和義(PL学園)に与えた番号。平沢も立浪同様に左打者で遊撃手。今夏の甲子園では3本塁打、その後のU-18ワールドカップでも日本代表として活躍し、星野副会長は早い段階から「平沢はいいぞ」と、ほれ込んでいた。
平沢入団となれば、球団史上初めてドラフト1位野手の誕生となる。会議に出席した梨田新監督は「星野さんはぶれてなかった。ぶれないバッターはいいバッターだからね」と笑い、立花球団社長も「競合にならないといいですね」と話した。球団を挙げて平沢の交渉権確定を願っている。