巨人・高橋新監督、強打復活を約束
巨人・高橋由伸新監督(40)が26日、都内ホテルで第18代監督の就任会見を行った。重い責任と覚悟を口にした上で、常勝チームの再建と強打復活をファンに約束。3年契約で、背番号は現役時代と同じく「24」に決まった。
現役への未練は断ち切った。前だけを見据える姿に、強い決意と覚悟がにじみ出ていた。巨人の第18代監督として、壇上に上がった高橋新監督。球団旗をバックに「先輩たちがつくり上げた伝統を守り、自分らしさを出し、不安もありますが覚悟を持ってまい進したい」と決意表明した。
40歳の青年監督に課された使命は、常勝チームの再建と強打復活だ。「今年は打線が打てなかった。まずは打撃陣(の復活)を、と思います」。今季のチーム打率・243はリーグ最下位。V逸の要因となった貧打解消へ、28日の秋季練習から指導を開始する。
与えられた契約期間は3年だが、結果がすべての常勝チーム。1年目から、その手腕に注目が集まる。「阿部、長野、坂本、菅野、内海、このメンバーが中心にならないと強いチームはつくれない」。自ら5選手の名前を挙げ、中心選手としての活躍を求めた。
球団からは「若さ」を押し出すことを理由に、現役時代の背番号24を提示された。賭博問題で揺れる中、新監督には暗いイメージを少しでも払しょくする役割も期待される。「強いジャイアンツ、新しいジャイアンツをつくらなければいけない」。高橋新監督のもと、新生巨人が荒波に向かって船出した。