日本ハム・大谷翔平投手（２１）が３１日、出場する「プレミア１２」で自身初の世界一を勝ち取ることを宣言した。千葉・鎌ケ谷での秋季練習を打ち上げ、２日から福岡で行われる侍ジャパン合宿に合流する。

　花巻東時代に経験した１８Ｕ世界選手権は６位。自身、国際大会での優勝経験がない。「勝ちたいです。やるからにはそこ（優勝）を目指していく」と、はっきり言った。

　大会にはバットは持参せず、投手に専念する。先発が濃厚な８日の開幕・韓国戦は、チームの本拠地・札幌ドームで行われる。気持ちは高ぶっている。「一回一回、全力で抑えにいきます」とライバル封じを意気込んだ。

　出場国の資料は届いているが、データ偏重にならない投球を心がける。「データに頼り過ぎることはしたくない。まずは自分のいい投球をしたい」

　鎌ケ谷での調整を終え「不安は特にない」と、仕上がりに手応えを感じている。その力を、世界に見せつける。