ロッテ田中「原点回帰」へハードトレ
「ロッテ秋季キャンプ」(1日、鴨川)
ロッテの秋季キャンプが1日、千葉県鴨川市で始まり、京大出身右腕・田中英祐投手(23)が地獄のハードトレーニングで体をいじめ抜いた。今キャンプのテーマは「原点回帰」。プロ2年目への再生を目指す。
午前10時からランニングとサーキットトレで約3時間。午後はアメリカンノックやタイヤの押し引き、縄跳びなどで日が落ちるまで汗を流した。「めっちゃ走りますね。想像していた以上」。田中は苦笑いを浮かべた。
今季4月29日の西武戦で1軍デビューしたが、その後は再昇格の機会がなく、2軍戦でも登板は計9試合。「1年間、ゲームに合わせていく力がなかった」と痛感しつつ、自らへの課題も確認した。
「まず(プロに)入ってきたころに戻ること。自分のボールが投げられない、投げ方が分からないと考えすぎてしまった部分もあると思う」と落合投手コーチ。キャンプ終盤までブルペン入りせず、基礎体力づくりに専念する予定の田中は「来年は2軍スタートしたくありません」ときっぱり。強い気持ちで再出発する。