横浜はセンバツ絶望的、初戦敗退
「秋季高校野球・関東大会1回戦、常総学院3-1横浜」(1日、市営大宮球場)
横浜が初戦敗退し、来春センバツ出場が絶望的となった。1点を先制したが、来秋のドラフト候補右腕の藤平尚真投手(2年)が五回に逆転2ランを浴び、3失点で降板。打線も常総学院の左腕・鈴木に10三振を喫した。
「敵ながら見事。藤平は1球に泣きましたね」と平田徹監督(32)。決勝被弾は外角を狙った直球が甘く入ったもの。両チームとも8安打と互角だっただけに一発が悔やまれた。最速149キロ右腕は試合後、号泣し、話せる状態ではなかった。
今夏限りで渡辺元智前監督が勇退。新体制の最初のチャンスで狙っていた、4季ぶりの甲子園は難しくなった。平田監督は「負けた現実を受け入れないと。選手は一生懸命やってくれた」と、ナインをねぎらった。厳しく長い冬を乗り越え、名門は来夏の復権を期す。