3番は山田!小久保監督キーマンに指名

 8日に開幕する国際大会「プレミア12」へ向け、侍ジャパンが3日、福岡ヤフオクドームで全体練習を開始した。

 強国を打ち砕く侍打線のキーマンに、小久保監督は山田哲人内野手(23)を指名だ。今季「トリプルスリー」を達成した若き侍を、3番打者として起用する考えを披露した。

 当初は「1番・山田」の構想を温めていた指揮官。だが、3番打者に予定していたソフトバンク・柳田が故障により合宿直前で代表辞退。この緊急事態を救うキーマンとして頭に浮かんだのは、やはり急成長を遂げた背番号「23」の姿だった。

 「山田がポイントになるんでね。今のところは山田を3番で行こうと思っている」と小久保監督は明言した。時にチャンスメーク、時にポイントゲッターとして打線の核を担う3番打者。走攻守すべてで高いレベルを誇る山田が、その役割にふさわしいと判断した。

 今季はヤクルトでもシーズン中盤から3番を務め、チームを14年ぶりの優勝へ導いた山田。「どの打順でも責任感はあるし、緊張もする。どの打順でも打てるようにしたい」と話した。

 勝負の時へ備え「最高の状態で臨めるように、しっかりとバットを振っていきたい」と山田。シーズン、そして日本シリーズでの3打席連続弾など、数々の奇跡を起こしてきたその打棒が、侍ジャパンを頂点へ導く。

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