谷繁監督、制球難の伊藤にカミナリ
「中日秋季キャンプ」(3日、ナゴヤ球場)
中日・谷繁元信監督(44)が非情采配を振るった。3日、BCリーグ選抜との練習試合(ナゴヤ)に先発した伊藤準規投手(24)の制球が安定せず、予定を繰り上げて3回で降板させた。
伊藤は立ち上がりから制球が安定せず、打者12人に対し、初球ストライクは2人のみ。3回を2安打1四球、1失点だったが、球数は62に上った。あまりにもテンポの悪い投球に、谷繁監督は「当初は5回の予定でしたけど、3回にしました」と明かした。
ストライクを取りにいった直球を痛打される悪いときのパターンで、打たれた2安打はいずれも140キロ台中盤の直球。「なぜ真っすぐが簡単にはじき返されるのか、考えないといけない。もっと意識を高く持ってマウンドに上がってもらいたい」と渋い表情を浮かべた。