巨人“由伸流”改革 個別キャンプだ
巨人・高橋由伸監督(40)が6日、“個別キャンプ”の幕開けを宣言した。7日から始まる秋季キャンプに向けて宮崎入り。ミーティングでは「個々のレベルアップが目的。基本の繰り返しできつい内容ですが、自分のためでもあると思う」と、選手に呼びかけた。
キャンプでは攻撃力アップに重心を置き、シートノックなどチームプレーは行わない方針。練習メニューはそれぞれの能力に合わせて個別に作られ、村田ヘッドコーチは「グローブを持たず、打撃だけするやつもいるかもな」と明かした。
室内練習場には、バーチャル式の高性能打撃マシンを設置。今季はバント成功率がリーグ最低・703だったことから、高橋監督は「投手も野手も成功率が下がっているから」と、バント練習にも時間を割く考えだ。
宮崎空港には200人のファンが集まり、熱い声援を受けた。「心技体、すべての面でレベルアップを図りたい」。“由伸流”の強化策で、徹底的に課題を克服する。