おかわり痛っ!右手に死球で負傷交代
「侍ジャパン強化試合、日本3-2プエルトリコ」(6日、ヤフオクドーム)
試練と収穫-。さまざまな要素を含み、強化試合のプエルトリコ戦を終えた。まずは序盤に試練が訪れる。二回に4番・中村剛が右手甲に死球を受け、早々に試合を離脱した。
アイシング治療後に福岡市内の病院で検査。打撲と診断され、小久保監督も「安心しました。ただ腫れがあると思うので、そこは様子を見て」と話した。
球場に戻った中村剛は「大丈夫だと思います」と問題ないことを強調した。8日の韓国戦には間に合う見通しだが、「腫れの引き具合もある。一応いないのを想定してオーダーを考えたい」と小久保監督。今回のプエルトリコ戦で6番に座った中田を、再び4番で起用する可能性もある。
苦戦を強いられたが、勝利を収めた粘りは本番への光明だ。「(接戦で)進塁打、スチールと細かいサインも出せた」と手応えを口にする。さらにサヨナラ勝ちで「本戦へ、いい終わり方ができた」と充足感を漂わせた指揮官。最後はファンへ「札幌で韓国を倒してきます」と宣言し、世界一への準備を終えた。