前広島・栗原、楽天で故郷に錦飾る!

 広島を今季限りで退団し、12日から楽天の入団テストを受ける栗原健太内野手(33)が11日、楽天キャンプ地の倉敷を訪れ、意気込みを示した。元ロッテの川本良平捕手(32)、元ソフトバンクの金無英投手(29)とともに球団関係者やスタッフにあいさつし「球場に来て気持ちが高まった」と力を込めた。

 山形出身で、プロ入り当初にはなかった、東北のチームへの加入を目指す。「今までは親や友達を東京ドームとかに招待していたが、合格すれば同じ東北で野球する姿を見せられる。喜ぶと思う」。仙台と山形は車で約1時間。故郷に錦を飾っての親孝行に思いをはせた。

 シーズン後も広島に残り練習を重ねてきた。右肘手術の影響などで2年間、1軍出場はないが「コンディションは問題ない」ときっぱり。まずは練習に参加し、15日の紅白戦へ向け調整する。「自分の持てる力を出して、そこを評価してもらえたら」。通算153発の大砲が、どん底からの一歩を踏み出す。

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