中村晃決めた!内野5人シフト破った

 「プレミア12・1次ラウンドB組、日本6-5ベネズエラ」(15日、桃園国際野球場)

 ネクストの存在を支えに、積極的にバットを振った。九回、同点に追い付きなおも1死満塁。最後は途中出場の中村晃(ソフトバンク)が決めた。中堅手が二塁ベース前を守る内野5人シフト。フルカウントから強振した打球は、狭い三遊間を抜けるサヨナラ打となった。

 「何とかしたかった。後ろに中田がいるので、楽な気持ちで打席に立った。(シフトは)ビックリしたけど」

 ヒーローは中村晃に譲ったが、殊勲はまた中田だ。1点ビハインドの八回。山田、川端の連打で1死二、三塁の好機をつくると、目の前で筒香が敬遠で歩かされた。今大会、11日のメキシコ戦に続く2度目の屈辱。燃えない理由はなかった。

 「左投手だったので、敬遠はビックリした。気合は入りました」

 4球続いたスライダーを狙い、左翼越えの2点適時二塁打。これで5戦連続安打、13打点。驚異の数字を残すが、大一番へ慢心はない。「勝負はここからなので。いままでのことは全て忘れて、明日からの戦いに集中したい。やるしかないので」。勝利の余韻すらなく、その目をプエルトリコ戦に向けた。

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