屈辱の侍…最後は李大浩にやられた

 「プレミア12・準決勝、日本3-4韓国」(19日、東京ドーム)

 大逆転勝利に、韓国ベンチからの歓喜の声はいつまでも続いた。金寅植監督は「06年も勝ったけど、きょうの劇的な勝利はそれ以上」と喜びに浸った。

 絶体絶命の九回。代打攻勢から適時二塁打と押し出しで1点差とし、なお無死満塁。ここで李大浩が今季4打数4三振と相性の悪い増井から左線へ逆転2点適時打を放った。「フォークを狙った。後輩たちが諦めない気持ちでつないでくれた。開き直った」と胸を張った。

 大谷の前に七回までわずか1安打。金監督は「大谷を攻略しようとしたが、うまく対応できなかった」と脱帽した。苦難の末につかんだ決勝進出。「きょうのように強者が弱者に負けることもある。最善を尽くしたい」と気を引き締めた。

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