「プレミア１２・３位決定戦、日本１１－１メキシコ」（２１日、東京ドーム）

　日本はメキシコを１１－１の七回コールドゲームで下して３位となった。

　トリプルスリー男の意地だ。山田が最後の戦いで２打席連発。初回２死の第１打席では「真っすぐを狙ってフルスイング」と左翼席へ１号ソロ。二回２死一塁では、チェンジアップを左中間席へ運ぶ２号２ランだ。

　準決勝で敗れた後は「ショックで落ち込んでいた」が、「最後まで応援してくれるファンがいるからしっかり戦おう」という小久保監督の言葉で切り替えた。前戦までは出塁にこだわり、２２打数６安打、１２四死球と高出塁率を残したが、本塁打はゼロ。ただこの日は「振っていこうと思った」と、フルスイングを心掛けた。

　「シーズンで活躍しないと日の丸を背負えない。シーズン中もしっかり結果を出そうと思う」。若き侍は気持ちを引き締めた。