ロッテ今江“最後の勇姿”、歓声に涙
ロッテからFA宣言した今江敏晃内野手(32)が22日、QVCマリンで行われたファン感謝デーに参加した。マリーンズ戦士として最後の勇姿を見せた今江は、ファンからの大声援に目を潤ませ、別れを告げた。
背番号8はスタンドに向かって両手を振ると、深く一礼した。「今日はロッテの今江敏晃として最後の日。たくさんの方に声を掛けていただき、楽しく、うれしい、そんな1日でした」。瞳には光るものがあった。
ハイタッチでファンをお出迎えし、写真撮影会やスポーツイベントなどで交流。退団は決定しても、14年間の温かい応援への感謝を込め、参加を決断。熱烈な今江信者から「どこに行っても応援しています」とエールを送られ、「新天地でも頑張ろうと強く感じました」と目頭を熱くした。
この日はFAに関する質問に「今日はロッテの一員として来ているので、そちらのコメントは控えさせて下さい」と理解を求めた今江だが、獲得に名乗りを挙げた楽天への入団は確実。感謝と惜別の思いを胸にマリンブルーのユニホームを脱いだ。