楽天・銀次目指す「最強2番」
楽天・銀次内野手(27)が24日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、900万減の8100万円で更改した。今季は左すね骨折などで82試合の出場。「申し訳なかった」と振り返り、巻き返しへ向け長打力アップを誓った。
交渉の席で、球団側から長打が減っていることを指摘されたといい「来年はホームラン10本は打ちたい」と、今季1本からの10倍増に意欲。秋季キャンプで「この角度でバットを出せば打球が上がるというのをつかんだ」と自信をのぞかせた。
秋季キャンプからウエートトレーニングを重ね、体重も79キロから82キロに増えた。「打球も強くなってきた」とパンパンの太ももをさすりながらニヤリ。単打のイメージからの脱却へ手応えをつかんだ様子だった。
梨田監督は来季2番での起用を抱いている。今季の2番での出場は3試合だが「そうなれば最強2番になりたい」と前向き。理想は日本ハム時代の99年に主に2番打者として25発を放った小笠原道大。来季11年目を迎える巧打者が、自らを改造していく。