G村田ピリリ「まだ岡本には負けない」
巨人・村田修一内野手(34)が27日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3億円でサインした。3年契約の最終年となる来季、今年のドラフト1位・岡本和真内野手(19)とのレギュラー争いを制する覚悟を示した。
不本意に終わったシーズンを象徴するように、厳しい表情で会見場に現れた。今季はケガによる2度の離脱があり、103試合出場、打率・236、12本塁打、39打点と、移籍後ワーストの成績にとどまった。「もう少し頑張って欲しい、と言われました」と球団から指摘されたように、過去2度の本塁打王の実績からは、程遠い数字となった。
来季は定位置確保からの再出発となる。今季終盤、存在感を示したルーキーの岡本が最大のライバル。だが、「まだまだ岡本には負けないと思ってます」と、力強く真っ向勝負を誓い、定位置を守り抜く悲壮な決意を示した。
自主トレはこれまでの沖縄を離れ、坂本、長野、岡本らとグアムで体をいじめ抜く。「オープン戦から勝負。全力で行けるように体を絞りたい」と質と量を伴ったハードなメニューで追い込み、キングの名に恥じない数字を刻み込む。