西武・李振昌 火消し任せろ!155キロ右腕
米大リーグのインディアンスから西武に加入した台湾出身の李振昌投手(29)が27日、東京都内で入団会見に臨み、「どんな場面でも(相手の)チャンスを自分の力で消したい」と抑え役に意欲を示した。年俸8400万円プラス出来高払い。背番号は54。
最速155キロの直球に加えスライダーなどが武器の横手投げ右腕。メジャーでは主に中継ぎで、今季の登板こそ2試合だったが、昨季は37試合に登板するなど実績は十分だ。通算3年で47試合1勝1敗、防御率4・50。台湾代表として2008年の北京五輪などの出場経験もあり「チームのために精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。
13年には3Aで松坂(現ソフトバンク)と半年間チームメートとしてプレー。「優しい人だったね」と笑顔を見せる助っ投に、渡辺シニアディレクターも「(救援は)うちの補強ポイント。期待している」と説明。増田、高橋朋に多大な負担がかかった今季の救援陣に、大きな戦力が加わった。