今江が楽天入り レギュラー確約スタート
楽天は27日、ロッテからFA宣言した今江敏晃内野手(32)と契約合意に達したことを発表した。契約は複数年で、近日中にも入団会見を行う。楽天がFA選手を獲得するのは08年オフの中村紀洋以来2人目となる。
この日、今江から入団の意思を伝える連絡が入り、安部井チーム統括本部長は「チームを引っ張り、若手の見本となってくれることを期待しています」と胸をなで下ろした。梨田監督は「ポジションは空けるのが普通」と話しており、正三塁手としての起用となる。
楽天はFA戦線で敗戦続きだった。だが今回、今江との交渉には星野仙一球団副会長(68)が直接出馬し、熱く口説いた。背番号もロッテ時代に背負った「8」を用意するなど、精いっぱいの誠意で“成就”にこぎ着けた。
今江は球団を通じ「新たな地・東北でイーグルスの皆さんと新たな歴史を作れるように精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せた。経験が豊富で、攻守で柱となり得る存在。寒風ふきすさぶ仙台に、吉報が舞い込んだ。