中日・谷繁元信監督（４４）が２９日、ドラフト１位で指名した小笠原慎之介投手（１８）＝東海大相模＝を来春の１軍キャンプメンバーに抜てきする考えを明かし、開幕ローテ入りに期待を込めた。

　谷繁監督は地元テレビ番組に出演後に取材に応じ、最速１５２キロ左腕を「甲子園の映像を見たし、まだまだ伸びる可能性を感じる。あそこまでの投げっぷりは、なかなかいない」と、あらためて絶賛した。育成方針については、「けがをしなければキャンプは１軍でというイメージ」と語った。

　中日の高卒投手でルーキーイヤーに１軍キャンプに参加すれば、豊田大谷から１９９３年度ドラフト１位で入団した右腕・平田洋以来となる。それだけ小笠原に対する期待値の高さをうかがわせる。

　さらに１年目からのローテ入りも視野に入れている。「先発ローテに入る可能性はあります。普通にローテ入りするのか、もう少し間隔をあけながら投げさせるのかは分からないけど、先発でやってほしい」と、大きな期待を口にした。