ロッテ鈴木発奮!ドラ1に遊撃渡さん
ロッテ・鈴木大地内野手(26)が29日、田村龍弘捕手(21)とともに千葉県木更津市内の商業施設でトークショーを行い、新入団のドラフト1位・平沢大河内野手(17)=仙台育英=に遊撃の定位置を譲らない構えを見せた。開幕スタメンの座に臆せず挑む高校生ナンバー1内野手に、“待った”をかける。
鈴木はプロ2年目の13年に、遊撃のレギュラーの座を獲得。「3年間やってきたものを、簡単に明け渡すわけにはいかない。受けて立ちます」と語気を強めた。「3年やって、初めてレギュラーと呼ばれる世界。自分は3年間の経験が強みだと思う」と積み上げてきた自信をみなぎらせるとともに、「平沢君が入ることで、すごくいい刺激になると思う」と黄金ルーキーの加入を格好の発奮材料とした。
クルーズが退団し、今江も楽天へFA移籍が決まったことで、二塁と三塁が空くが、「いろんなポジションでも動けるように、しっかり準備はしておく。それもプロとしての仕事だと思う」と鈴木。プライドをにじませたチームリーダーが、2016年に臨む。