西武・秋山翔吾外野手（２７）が１１月３０日、西武ドームで契約更改交渉に臨み、８８００万増の１億５０００万円でサインした。シーズン２１６安打のプロ野球新記録を樹立した飛躍の１年。大幅昇給を勝ち取った。

　秋山は「プロに入って、ここまでの額を頂けるとは想像がつかなかった。球団から査定のプラスポイントはこれ以上つけようがない、と言われた」と満額回答であることを明かした。首位打者こそソフトバンク・柳田に譲ったが、最多安打のタイトルに加え、全試合フルイニングに出場した点も評価された。

　注目される来季については、自己最多の２０盗塁を目指す一方、打撃面では「（数字の）目標は立てづらくなったが、継続して成績を残したい」と気を引き締めた。１月の自主トレは八戸大の後輩・田代を同行させるなど、主力の自覚もにじむ。確立した地位をより強固にするため、浮かれることなく来季に挑む。