SB王会長 柳田40発40盗塁に太鼓判
ソフトバンク・王貞治会長(75)が3日、柳田悠岐外野手(27)が来季目標に掲げる「40本塁打、40盗塁」に太鼓判を押した。この日は福岡県内で行われた九州財界人を中心とする個人支援組織「王讃会」(会長=松尾新吾・九州電力相談役)のゴルフコンペと懇親パーティーに出席した。
現役時代に13度シーズン40本塁打以上をマークした王会長が、柳田の前人未到の記録達成を予言した。「彼の力からしたら十分、可能」。長い日本プロ野球の歴史上、誰一人成し遂げたことのない「40本塁打&40盗塁」。柳田が来季の目標として掲げた偉業に太鼓判を押し、激励した。
「(打率)4割とはいかないが、それ(40本塁打、40盗塁を)を何とかしようと思うだけで、乗り越えられる。それを言えるだけでたいしたものだよ。他の人は言えない。頑張ってほしいね」
日本球界では達成した選手はおらず、米大リーグでも、1988年のJ・カンセコ(アスレチックス)ら4人だけ。大偉業を成し遂げれば、スーパースターへと近づく。
「トリプルスリー」は今年の流行語大賞にも選ばれるなど、すっかり「時の人」となった柳田。「会長に言っていただけるなら頑張ります」。王会長の思いに応え、大記録に挑む。