日本ハム・中田翔内野手（２６）は４日、希望額に届かなかったが、２億４５００万円プラス出来高払い（推定）でサインした。

　銭闘宣言していた中田が不満をこらえながらも、一発サインした。「自分が思った金額とは違いましたけど、インセンティブがよかったので」。これまで一度も保留のない主砲。希望額には届かなかったが、出来高払いの提案で折り合った。

　今季は１４３試合フル出場。１０２打点、３０本塁打と自己最多の成績を残し、大幅昇給を期待していた。しかし、希望額の２億５０００万円には届かず。だが、本塁打、打点などに出来高をつけた。条件をクリアすれば、希望額以上となる。「全部、取ったろうと思う」と威勢よく言った。

　会見では中田節がさく裂。使い道について「遊びで馬でも買おうかな。ジャッキー（命名予定の競走馬）が別のルートで稼いでくれれば」と冗談をかました。馬の力を借りなくても本業で今季以上の成績を残し、大幅アップを勝ち取る。