巨人・菅野智之投手（２６）が４日、ポスティングシステムでの大リーグ挑戦を容認された広島・前田健太投手（２７）に代わり、球界を代表する投手になる決意を示した。

　この日は、大阪市内のミズノ大阪本社で行われた「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に出席。同じ会場で注目を集めた前田に視線を送り、「自分にとって大きな壁でした。成長できたのは前田さんのおかげだし、本当に感謝しています」と語った。

　今季、菅野は前田と４度も投げ合い、常にロースコアの接戦を展開。４月９日の対戦は０－１で敗れたが、同２２日には１－０で勝利した。その後も２連勝し、３勝１敗と勝ち越したが「投げ合って、最も意識する相手だった」と振り返った。

　またひとり、好投手が球界を去るが「セ・リーグには藤浪君などいい投手もいる。その中で、自分が先頭に立ってやっていければ」。猛虎のエースの名前を挙げ、自らの気持ちを奮い立たせた。