中日・吉見 リハビリメニュー「卒業」

 10月上旬に右肘を手術した中日・吉見一起投手(31)が18日、中日屋内練習場で捕手を座らせてブルペン投球。勢いのあるボールを投げ込み、リハビリメニューを『卒業』した。

 ラスト30球目。「ヨッシャ」と意気込むと「来年を占う1球」と宣言した。右打者の外角低めを狙った速球は、捕手のミットに吸い込まれた。

 「ちょっとたれましたね。でも、最後に失速するぐらいでいいんです。失速するまで(のシーズン)がよければいいんです。今年みたいにパッと終わりたくない」。今季は3勝無敗で防御率0・94。右肘の違和感は消えず、8試合登板に止まっただけに年間通してローテを守り抜きたい。

 「思ったより投げられています。気持ち良く投げられました」。年明けは福岡と鳥取で自主トレし、復活の2文字をたぐり寄せる。

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