レジェンド甲子園開幕 10校OB集結

 1915年、高校野球の第1回全国大会に出場した10校が、100年ぶりに集結した「第一回全国中等学校優勝野球大会 再現プロジェクト2015」が19日、甲子園球場で開催された。

 1回戦の5試合を、2日間で行う同イベント、この日は広島中対鳥取中と、山田中対秋田中の2試合が行われ、その後、開会セレモニーとして全10校が入場行進などを行った。

 イベント開催は、第1回大会以降、出場機会に恵まれていないのが広島中(国泰寺)と山田中(宇治山田)の2校だけ、ということを理由に、国泰寺OBの山本将司氏(50)の呼びかけで2校の交流が始まったのがきっかけ。山本氏が大会実行委員長となり、100周年となる今年に向けて、残り8校との折衝を続けたという。

 広島中は第1回大会で、鳥取中に7対14と苦杯をなめたが今回は8対3と100年越しのリベンジに成功。山本委員長は「現役の時に、これくらい真剣にやろうよ、というくらいみんな練習した」と笑顔を見せた。また同中は84歳の田村鋭治投手も登板して、盛り上げに一役買った。

 第2試合は10対3で秋田中が勝利。20日には残り3試合が行われる他、早実の荒木大輔-大矢明彦のバッテリーによる始球式や、復刻ユニホームでの集合などのセレモニーも準備されている。

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