楽天嶋 中日谷繁監督から金言授かった
楽天・嶋基宏捕手(31)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万減の1億1000万円でサインした。来季でプロ10年目を迎える嶋は、野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(44)、中日・谷繁元信監督(44)から金言を授かり、“レジェンド捕手”を目指すことを誓った。
「30代の前半にしっかり体を追い込めば、40代までやれる」。侍ジャパンで今秋プレミア12をともに戦った小久保監督、そして2010年まで自主トレに入門し、現在も師事する谷繁監督。ともに不惑を超えて現役を続けた2人から、くしくも同じ言葉をもらった。
嶋は「もう一度、トレーニング方法を見直したい。やるからには息長くやりたい」とあと10年はマスクを被り続けることを熱望。試合前にウエートトレーニングを行い、あえて追い込む方法などを伝授され、新たに取り入れることを決めた。
今季取得した海外FA権を行使せず残留を選択し、「もう一度、2013年のような日本一になりたい」と嶋。来年は東日本大震災から5年が経過する。会見では8日に第2子となる次男が誕生したことを発表した。リーダーが、決意も新たにチームをけん引する。