オリ200万人達成へブラ砲に最後通告
オリックス・西名弘明球団社長(71)は5日、今季の目標に観客動員200万人達成を掲げ、実現に向けて生え抜きスターの台頭と昨季は不振だったトニ・ブランコ内野手(35)に奮起を促した。
昨季は5位に低迷しながら、05年の実数発表以降最多となる176万人を動員した。その要因は5万人にまで増えたファンクラブ会員など、熱心なファン獲得によるところが大きいと分析する。
西名社長は「何とか200万人に持っていきたい。これは20年来のオリックスの悲願。チームが勝つ、維持することが大事。そのためにT-岡田、駿太、安達、伊藤に頑張ってもらわないと」と熱弁をふるった。生え抜き選手の飛躍こそが、チームを活気づけ、長く愛されるチームになる大きな要素だと位置づけた。
さらにブランコの再生も挙げた。「活躍できなければ選手生命はなくなると思ってやってもらいたい」と最後通告まで飛び出した。ケガ人続出に苦しんだ昨季の二の舞はご免。新年から西名社長の鼻息は荒かった。