巨人ドラ6巽“球児本”手に入寮
巨人のドラフト6位・巽大介投手(18)=岩倉=が6日、約50冊の本を持参し入寮した。その中には、阪神・藤川の著書「藤川球児のピッチング・バイブル」があり、「見てきた選手で思い入れがある。やってみたい気持ちは大きいです」と、憧れの相手との対決に思いをはせた。
普段から小説を中心に読書を好むが、野球関係の本も読む。昨年10月に「-バイブル」を手に取り、藤川の習慣に影響を受けた。「『ストレッチに多くの時間を割けば、自分の今の状態も分かる』と書いてありました。自分もやらなければと思って」。股関節周りが硬いという巽はそれ以来、毎日風呂上がりに下半身中心のストレッチを導入している。
自身は左投げで藤川は右投げ。利き腕は違うが、武器は同じ直球だ。「力強いストレートを投げられるように。変化球も三振を取れるスライダーを目指してやっていきたい」。夢の実現へ-。“読書家左腕”がプロ生活の第一歩を踏み出した。