純平、リタイア第1号 左すね張り
ソフトバンクの新人合同自主トレが9日、西戸崎合宿所で始まり、ドラフト1位の高橋純平投手(18)=県岐阜商=がリタイア第1号になった。計10本行われた200メートル走で左すねに張りを感じ、自ら申し出た。病院へ行くほどの症状ではないという。
「左すねに張りが出たので少し休ませてもらいました。ダッシュの途中でリタイアして、少し悔しい」
昨夏の岐阜大会直前に左太もも裏の肉離れを起こし、甲子園出場を逃した。完治したとはいえ、本人の感覚では、かばって走っていたときのランニングフォームが元に戻っていなかった。
「(無理して)続けて次の日に走れなくなるより、(ランニングから)少し抜けてでも、毎日練習したい」。自らブレーキをかけ、まさかの“ほろ苦デビュー”となった。