『王vs長嶋』名球会対抗戦で夢対決
夢の対決が実現だ!日本プロ野球名球会が主催する初のイベント「名球会ベースボールフェスティバル2016」(11日・ヤフオクドーム)の前夜祭が10日、福岡市内で行われた。イベントでは名球会メンバーがセ、パに分かれて対抗戦を実施。始球式ではソフトバンク・王貞治球団会長(75)と巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(79)の対決も予定されている。
初のON対決が福岡の地で現実となる。名球会の理事長を務める山本浩二氏は「王さんとミスターは始球式で対戦します。ミスターも打席で打ちにいくだろうね」と夢プランの内容を明かした。
王が投げ、長嶋が打つ-。プロ野球ファンが、これまで一度も目にしたことがないスーパースター同士の勝負だ。2人の現役時代を知る山本氏さえも「(2人の対戦は)見たことがないね」という。
野球振興を目的とした初開催イベントに王会長も「最大限、自分のできる限りを尽くして、応援してくれるみなさんに恩返しをしたい」と言葉に力を込める。そしてミスターとの対戦にも「ぶつけないようにしたいね。過去に対戦?ありませんよ。お互いに打者だから」と笑顔で話した。
夢対決は、これだけではない。対抗戦ではTG伝統の一戦を彩ったライバル対決“江夏豊対王貞治”、「平成の名勝負」と言われた“野茂英雄対清原和博”など、プロ野球史に刻まれた伝説が再現されるという。
対抗戦前にはレジェンドたちの野球教室も開催。「すごい選手たちとのふれあいがあれば、子供たちの記憶に残る。野球の熱を上げていきたい」と山本氏。8月には東京五輪での種目復帰も正式決定される見込み。野球界にとって節目の1年は、レジェンドたちの祭典で幕が開く。