ハム大谷が見せた二刀流への意気込み

自主トレの打撃練習で高めのボール球を見送り、ストライクゾーンがプリントされたシートに当たるまで目で追う日本ハム・大谷翔平=千葉・鎌ケ谷ファイターズタウン(撮影・開出牧)
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 二刀流の意気込みが伝わってきた。7日、私は鎌ケ谷ファイターズタウンの室内練習場で自主トレを行っていた日本ハム・大谷翔平(21)にレンズを向けた。

 一見、何でもないフリー打撃。が、大谷は高めの球を見逃すと、ストライクゾーンが縁取られたシートにボールが当たるまで目を離さなかった。見逃した球がボール球か否か。1球1球確認することで、選球眼を養っていたのだ。

 リーチが長い大谷は、その気になれば少々のボール球でもバットの芯で捕らえられる。しかし、練習でそれをやっていては選球眼は養えない。

 昨年は投手としては15勝を挙げたが、打者としては打率・202、本塁打5本。“二刀流”としては物足りない。

 打者として克服すべき課題は何か。ファインダー越しに、その答えを感じ取ることができた。二刀流を貫くためには、2倍の努力と質の高い練習が必要なのだ。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)

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