巨人・高橋由伸監督（４０）が１３日、都内で行われたドーム社のイベントに出席。宮崎キャンプ訪問が予定されているＯＢの松井秀喜氏（４１）について、１軍から３軍までの“巡回コーチ”の役割を託す考えを示した。

　「やっぱり（３軍の選手も）松井秀喜は見たいでしょう。こんなにでかいんだとか、何かきっかけになれば」。存在そのものが選手の刺激になると考え、１軍が使用するメーン球場だけでなく、２軍や３軍が練習するサブ球場にも足を運んでもらう予定だ。

　松井氏とは年が明けてから会ったそうで、フリー打撃の実演について「打たないよ」と念を押されたという。だが、夜間ミーティングなどでの特別講義など、さまざまな形でゴジラ魂が注入されることになりそうだ。

　同じく訪問が検討されていたレッドソックス・上原は、日程の都合がつかずに断念。援軍は松井氏だけとなったが、打線強化を狙うチームに心強い存在となることは間違いない。指揮官は「（松井氏の）思うがままにやってもらえれば」と、フル回転を期待した。