楽天オコエはクレバー、マイペース
楽天のドラフト1位、オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が13日、コボスタ宮城の室内練習場で新人合同トレに参加。恒例の20メートルシャトルランでは余力を残し、100本ちょうどで切り上げるマイペースぶりを見せた。
オコエが突然、走るのを止めた。ジャスト100本目。息が切れている様子もなく余裕の表情なのに…。1本20メートルの距離を徐々にスピードを上げながら往復する。この日は大卒ドラフト3位の茂木が132本でトップ。ヤンキース・田中は新人時代、97本だった。
「余力があった?うーん、なんとも言えないですね。とりあえず、最低100本と言われてたので。ベンチプレスで隣で90キロ持ち上げてる人がいても、ボクは無理。80キロでいいやというタイプ」
事前に関場2軍トレーニングコーチが「100本をメドに」と通達していたとはいえ、良いところを見せようと頑張ってケガをしては元も子もない。大事なのは野球で結果を残すこととオコエはわきまえている。関場コーチも「考えながらやっている。クレバーな印象」と舌を巻いていた。