オリックス・佐藤達也投手（２９）が１５日、１４３試合全登板を目標に掲げた。この日は神戸市の青濤館で自主トレを公開。早速ブルペン入りしたが、例年のように球数を多く投げ込むことはなかった。

　「今年はキャンプに入ってから（本格的な）投球をするぐらいにずらしていこうと思っています」

　昨季は５９試合登板にとどまったが、１３、１４年は６７試合に登板とフル回転してきた。酒井投手コーチからも「開幕に合わせてくれ」と言われたといい、スロー調整で開幕を目指す考えだ。

　それでも目標は変わらない。「基本的には１４３試合すべて投げたい。体が壊れてもいいくらい投げたいです。（元阪神の）久保田さんを超えていけたら面白い」と、シーズン９０試合登板のプロ野球記録更新に照準を定めた。

　昨年の契約更改では「僕の体が壊れて優勝できるなら何試合でも投げます」と訴え、横田管理部長に怒られた右腕。悲願の優勝へ、大車輪で投げ抜くつもりだ。