巨人・由伸監督、大相撲初観戦
巨人・高橋由伸監督(40)が19日、“相撲道”を吸収した。墨田区の両国国技館で大相撲初場所10日目を初観戦し「野球は9人でやるが、投手と打者はひとりで戦う。立ち合い、間合いは参考になる」とうなずいた。
独特な緊張感に吸い込まれた。横綱白鵬が魁聖を寄せつけず、無傷の10連勝。圧倒的な横綱相撲に「子どものころは千代の富士さんが全盛期、その後は貴乃花さんがいた。(白鵬も)やはり、存在感と迫力がありました」と、刺激を受けた様子で振り返った。
現役時代から相撲に注目し、テレビ観戦することも多かったという。09年に腰を手術した後、下半身強化の一環で四股トレーニングを導入。基礎を教わるため、関係者を通じて錦戸親方(元関脇水戸泉)と交流を深めたことが、今回の観戦のきっかけにもなった。
四股トレーニングの導入には否定的だったが、「(相撲観戦は)何か感じるものがあると思う」と、選手にも勧めた指揮官。シーズンでは“横綱相撲”で日本一を狙う。