燕ドラ1原樹、脱力投法完全習得目指す
ヤクルトのドラフト1位・原樹理投手(22)=東洋大=が19日、埼玉県戸田市内での新人合同自主トレに参加後、脱力投法の完全習得を誓った。「全力で投げると失投になる。8割で投げた時がベストでした。その投球が早くできるようにしたい」と話した。
最速148キロの直球、多彩な変化球を操るクレバーな右腕が力を抜く投球に活路を見いだす。大学時代は「連投しても2試合目の方が良かった」と話す。疲労が蓄積した中、脱力で結果を残した。その投球が理想形だ。
入寮時に持ち込んだのはベッド、テレビや冷蔵庫、洋服、グラブ2個など必要最低限のものだけ。「(部屋は)シンプルがいい」と言う私生活と同じく、投球も無駄を省いて開幕ローテ入りをつかみ取る。