DeNA担う!夢膨らむハマスタへ
DeNAは21日、横浜スタジアムを運営する株式会社横浜スタジアムを連結子会社化するために実施した株式公開買い付け(TOB)を20日に完了したと発表した。11月24日から買い付けを開始し、議決権ベースで71・12%の株式を総額74億2500万円で取得した。球団の最終的な保有割合は76・87%。28日付で球団の子会社になる。
これにより、球団と球場の一体経営が実現。球場の収入となっていた看板広告料や球場内の物品の売り上げも球団に入る。赤字改善へ、池田純球団社長(39)は「強いチームになるには健全経営が必須」と強調した。
今後は段階を踏んで、米国の球場をモデルにした大規模な改修に着手する。開幕までに巨人カラーのオレンジだった客席の一部をブルーに塗り替えることから開始し、17年以降に本格改修する。同社長は「魅力あるボールパークになることが大切」と話し、「“夢の”横浜スタジアム」として球場の未来予想図を披露した。