巨人・菅野 直球進化!今年初ブルペン
巨人・菅野智之投手(26)が24日、川崎市のジャイアンツ球場で今年初めてブルペン入りし、進化を遂げた直球に手応えをつかんだ。同世代の小林を相手に20球を投げ「上々だと思う。小林も『回転がいい分、スピンが多い』と言ってくれた」と、笑顔を見せた。
開幕バッテリーを連想させるデモンストレーション。気温5度と冷え込む室内練習場で、小林のキャッチャーミットから快音が響き渡った。球種は直球とカーブのみ。だが、現状の把握には十分な球数だった。
昨季は防御率1・91ながら、10勝11敗と負け数が先行した。負けない投手を目指し、オフは握力や指の力を強化。リリース時の力強さが増し、球の切れもアップした。多彩な変化球を駆使する菅野にとって、150キロ超の直球に切れが加われば鬼に金棒。菅野は「まだまだ挑戦です」と謙遜したが、小林は「自主トレでやってきたことが伝わってきた」と変化を口にした。
菅野は今年、グラウンド外でもチームの中心的役割を担う。4年目にして選手会の副会長に就任し、「任された以上、会長の長野さんをしっかりサポートしていきます」と抱負。名実ともに“巨人の顔”となり、明るい未来を切り開いていく。