中日・若松 シンカーで3段階幻惑投法
中日・若松駿太投手(20)が27日、沖縄・北谷球場で始まった合同自主トレでブルペンに入り、新たに習得を目指すシンカーを投げた。51球のうち、試したのは5球ほど。「右打者の内に食い込んでいくイメージです」と話した。
昨季までは横に曲がるシュートを投げていたが、曲がり幅や制球が思うようにいかず、代替案として年明けから取り組み始めた。伝家の宝刀・チェンジアップをより一層生かす目的もある。
どちらも落ちる球だが、チェンジアップが110キロ台なのに対し、シンカーは120キロ台。それに140キロ前後の直球も合わせた「3段階」のスピードで打者を惑わす。「調子は悪くないと思います」。2年連続の2桁勝利へ充実感を漂わせた。