ヤクルト・バレ砲 本塁打王奪回宣言
ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(31)が30日、本塁打王奪回を宣言した。現在日本では通算154本塁打。今季は「46本を打つこと」と200号達成をノルマに掲げ、達成できれば「(本塁打王の)チャンスあるね」とニヤリと笑みを浮かべた。
自信の裏付けは体の状態だ。沖縄入りしたこの日、早速、キャンプ地・浦添の室内練習場で体を動かした。マシン打撃や近藤通訳の投げるボールを打ち込み、約1時間バットを振った。「制限しないでプレーできるのはうれしく思う」と充実の表情を浮かべた。
昨年は左アキレスけん手術の影響で春季キャンプ不参加。4月にも左太もも裏肉離れと故障に苦しめられ、昨季は15試合の出場で1本塁打と不完全燃焼だった。
「昨年はケガで1年フルに活躍できなかった」とバレンティン。13年には60発を放ち本塁打王に輝いた。その再現も、コンディションさえ万全ならば現実味を帯びてくる。