楽天オコエにメス“池山道場”で2時間
「楽天春季キャンプ」(2日、久米島)
楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が、池山打撃コーチから2時間の熱血指導を受けた。初日のフリー打撃で未熟さを露呈したオコエは、木製バットの芯の位置など、基本の“き”からマンツーマンで伝授された。
室内練習場の一角が、オコエのための道場と化した。「左手と右手がバラバラ。だからインパクトもバラバラになる」。池山コーチの声が響く。修正ポイントはタイミングの取り方にスイング軌道。逆手、順手でバットを握ってティー打撃。左手の正しい使い方を知るための練習。ひたすら体に染み込ませた。
その後のフリー打撃では鋭い打球を放った。「きのうはいい打球が1、2本だったけど、だいぶ良くなった。吸収が速い」と池山コーチ。5年前、ヤクルト2軍打撃コーチとして新人だった山田を指導しており「哲人にしてもオコエにしても一緒。どう乗り越えていくか。オコエは体力があるから、つかんだら早い」とうなずいた。
「今日から野球ノートをつけようと思います」とオコエ。スタートラインから自信を深める一歩を踏み出した。