中日・吉見 復活へ谷繁監督の27球
「中日春季キャンプ」(5日、北谷)
右肘手術から完全復活を目指す中日・吉見一起投手(31)が5日、2軍の読谷キャンプで武山捕手を中腰に構えさせ、キャンプ初の投球を披露。谷繁監督の背番号と同じ27球を投げた。今後、キャンプ中の実戦登板は控え、3月のオープン戦からピッチを上げ開幕を目指す。
「ここ3年間、何も仕事をしていなかったから。自分のためでなく優勝したいし、谷繁監督を胴上げしたいと思っています」。吉見は意図的に27球を投じたことを明かした。
昨年は、開幕に照準を合わせた結果が右肘痛再発を招いただけに、慎重そのものだ。「ストレートがいかにコースに投げ分けられるかをチェックしてからだね。変化球は勝手に曲がっていくものだから」。吉見が地道に復活ロードを歩んでいく。