オリ臨時C山田久志氏 質問ウエルカム
「オリックス春季キャンプ」(5日、宮崎)
オリックスの春季キャンプで臨時コーチを務めるOBの山田久志氏(67)が5日、宮崎市の選手宿舎に入り、6日からの指導に向けて、門戸を広く開けて待つ姿勢を示した。
通算284勝のレジェンドに期待されるのは埋もれる才能の発掘だ。「この世界に入って48年。いろんな選手を見てるし、引き出しはあるからね」と山田氏。ただ、4日間の臨時コーチで技術を完全に身につけさせるのは不可能に近い。
「去年、(阪神の臨時コーチを務めた)江夏とも話をしたけど臨時コーチは難しい。でも聞きに来るのはウエルカムだよ。答えられるものは持ってるつもりだからね」と、来る者拒まずのスタンスで飛躍のキッカケを授ける考えだ。
福良監督は「伴(高木)じゃないですか。話を聞くだけでもいいから勉強してほしい。伴が入って来てくれたら大きいからね」と話した。プロ2年目の高木は昨年の秋季キャンプから右横手に転向したばかり。中継ぎ陣に変則右腕が加われば厚みが増す。
山田氏が古巣で指導に当たるのは日本一となった96年以来、20年ぶり。伝説のサブマリンが新風を吹き込む。