ヤクルトの新守護神候補に石山浮上
「ヤクルト春季キャンプ」(6日、浦添)
ヤクルト・石山泰稚投手(27)が今季、守護神に再転向するプランがあることが6日、分かった。昨季は主に先発として5勝をマークした4年目右腕に、バーネットの穴埋め役として白羽の矢が立つ可能性が出てきた。
昨年限りで退団したバーネットの代役探しが今季の懸案事項。首脳陣は開幕直前まで昨季、中継ぎで活躍したオンドルセクや秋吉らの適性を見極める方針だが、1年目の13年に10セーブをマークした実績を持つ石山も候補として浮上。真中監督も「(可能性は)あります」と説明した。
キレのある直球にスライダー、フォークなどが武器の右腕。今キャンプでは現時点で先発調整を行っているが、石山は「(先発と中継ぎの)どっちでも使ってほしいです」と首脳陣の期待に応えるつもりだ。
昨季のリーグ優勝の瞬間は、翌日に先発予定だったため遠征先の広島に移動しており、歓喜のビール掛けに参加できなかった。そんな男が今季は、胴上げ投手になるかもしれない。