オリックス宮内オーナー 選手に猛ゲキ
「オリックス春季キャンプ」(13日、宮崎)
オリックス・宮内義彦オーナー(80)が13日、宮崎キャンプの視察に訪れた。あいにくの雨で予定されていた紅白戦は中止となったが、今年から1、2軍合同でできるようになったキャンプ地をじっくりと見て回った後、これまでにない厳しいゲキを飛ばした。
室内練習場でのウオーミングアップ終了時に全選手、スタッフを集めて訓示。口調こそ穏やかだったが「去年はオーナーとしての二十数年間で、最もがっかりした年だった」と苦言を並べた。
大型補強も実らず、故障者も続出して、8月下旬に12球団最速で優勝の可能性が完全消滅したことがいまだにショックの様子だった。
続けて(1)死球など不可抗力の故障以外は自己管理能力不足(2)年俸の高い選手から復調すべしなど、より高いプロ意識を求めた。
「野球好きですし、何としてもというお気持ち。選手にも響いたと思います」と福良監督。熱いゲキを後方支援と受け止め、改めて今季のリベンジを誓った。