ヤクルト坂口3安打 新天地で復活だ
「練習試合、ヤクルト3-4DeNA」(浦添)
連覇を目指すヤクルトに、力強いパーツが加わった。13日、今季初実戦となるDeNAとの練習試合が行われ、オリックスから移籍の坂口智隆外野手(31)が「1番・中堅」でスタメン出場し、3打数3安打と大暴れした。
左、右、中と3方向にきれいに打ち分けた広角安打。「自分は毎日アピールしないといけない立場。走攻守すべてでこのチームにうまくはまりたい」。新天地での初実戦で飾った満点デビュー。表情が充実感を物語る。
2009年にパ・リーグ2位の打率・317。11年は最多安打。ここ数年は度重なるケガで出場機会が減っていたが、4年連続でゴールデングラブ賞を獲得した守備と俊足にも衰えは見られない。
オリックスからの減額制限を超える提示を事実上の戦力外通告と受け止め、自由契約を選択した。「いいスタートを切れたね。(1番・中堅を)固定できればチームとしては大きいが、他の外野手陣も黙っていないだろう」と真中監督。中堅争いが一気に熱を帯びてきた。