巨人・阿部慎之助捕手（３６）が１５日、“金本打法”でキャンプ後半に臨む考えを明かした。那覇キャンプ初日の１６日から１軍本隊に合流する大黒柱は、今までの足を上げて打つ形から「すり足みたいになってる。（現役）最後の方の金本さんみたいなイメージ」と説明した。

　「誰かを意識したわけじゃないけどね」と阿部。別メニュー調整だった宮崎キャンプでは松井臨時コーチからも助言を受けた。「トップの体勢があまりにも不自然だったんで、足（の運び）を変える方が上半身がぶれないんじゃないかと思って変えてみました」。新フォームでの打撃練習でもある程度の手応えを得ているという。

　今後は今週末のオープン戦で打席に立つ方向で調整を本格化させていく。「実戦とかやって、また変化させていかなきゃいけない。日々（フォームは）変わっていくと思うので」。照準はあくまでも開幕。まずは“アニキフォーム”を足がかりに、完成形を築き上げていく。