「練習試合、ヤクルト９－２ＳＫ」（１８日、浦添）

　ヤクルト・山田哲人内野手（２３）が、韓国・ＳＫとの練習試合で今年の実戦１号を放った。

　１－２の三回１死一塁。内寄りの１２９キロ直球をフルスイングすると、打球は左翼席最前列に吸い込まれた。実戦３試合７打席目で飛び出た初の一発は、逆転の２ラン。「詰まっていたんで、微妙な感じで入るか入らないか分からなかったです」と振り返った。

　早くも絶好調だ。ここまで８打数４安打、打率５割。視察した阪神前監督の和田ＳＡは「今年も打つでしょう。（トリプルスリー？）もっと上を狙ってるんじゃないかな」と、若武者の無限の可能性を感じ取っていた。

　オフからのウエートの成果で下半身が大きくなった山田。２年連続本塁打王獲得への夢も膨らむが、「ホームラン王を獲りたいですけど、自分が狙うところじゃない」。史上初の２年連続トリプルスリー達成に向け、好スタートを切った。