巨人ギャレット2長打!4番いける!
「オープン戦、巨人2-0DeNA」(20日、沖縄セルラー)
大物の片りんをのぞかせた。巨人の4番候補ギャレットが、実戦初安打を含む2安打1打点。オープン戦の初戦で、高橋監督に“初勝利”をプレゼントした。助っ人は「まだ慣れている段階だが、違和感なくできているよ」と、日本野球への順応に自信をみせた。
四回は三嶋から右越えに先制の適時二塁打。七回は左腕の田中から左中間二塁打を放ち、2点目へとつなげた。「ストライクゾーンに来た球は打とうと思っていた」。いずれも直球に反応し、ライナーではじき返した。
メジャー通算122本塁打の実績を引っさげ、年俸3億円で巨人入り。だが、ここまでは紅白戦と練習試合の実戦3試合で7打数無安打。それだけに、高橋監督も「いい当たりが出始めた。結果が出たのは良かった」と、ひと安心だ。
支えとなっているのが、同じく新加入で一、二塁間を組むクルーズの存在だ。米大リーグ・パイレーツ時代の同僚で仲が良く、沖縄でも一緒にメキシコ料理を食べるなど常に行動を共にする。ロッテで2シーズンを経験しているクルーズから、配球面などの助言も受けているという。
ギャレットは「好不調に関係なく、常に内容のある打席を期待されていると思う」。新生巨人の命運を握る男が、徐々に本領を発揮していく。